1975年2月の凍てつく深夜、北海道滝川機関区でD51の始業前点検に居合わせました。
発電機が唸りだし灯火が点灯し、給水ポンプはリズミカルな駆動音を刻み始めました。写真中の人魂のような光跡は、機関車の足回りをハンマリング点検される機関士さんが手にしたカンテラです。やがて冷え切っていた罐(かま)“全身”に蒸気が漲り安全弁は吹き、準備を終えた機関車は暗闇の中、根室本線での仕業へと出て行きました。
最後の晩餐の席上、主イエスは弟子たちに話されました。
十字架の苦難の後復活して再び彼らに出会い、
主イエスの言葉を思い起させる助け主が派遣され、
イエスの言葉に聞き従うことで賜物としての平安が与えられ復活のいのちに与ること。
また、サタンはこの世界の支配者のごとく振舞うが、それも間もなく打ち砕かれること。
これらを語り終えたイエスは、その時には理解出来なかった弟子たちを促して言われました。
「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」(ヨハネ14:31)
そして、主イエスは暗闇の中、ゲッセマネへと出て行かれました。
さあ、私たちも、御言葉を通して働かれる聖霊の力に満たされ、私たちに託された働きへと出て行こうではありませんか。
同じ機関区内で待機中の機関車です。