大阪の夜空をバックに、伊丹空港に降り立つ旅客機が次々と飛来し、一日の勤めを終え家路を辿る人々を乗せた電車が行き交います。 JR岸辺駅に隣接した病院の9階病室からの夜景です。
見ていると、ドボルザークの「家路」を口ずさんでしまいます。
~ ♪ 堀内敬三作詞・ドボルザーク作曲 ~
遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめぬ
きょうのわざをなしおえて 心軽くやすらえば
~ ♪
私も、はやく家に帰りたいな、という思いが込み上げてきます。
今回の入院は、今後のQOL維持が目的でしたが、どうしても自宅のその先に備えられている「帰るべきところ」、「天にある故郷」に思いを馳せてしまうのです。
_†_ ヘブル11:15-16 _†_
「もし彼らが思っていたのが、出て来た故郷だったなら、帰る機会はあったでしょう。しかし実際には、彼らが憧れていたのは、もっと良い故郷、すなわち天の故郷でした。ですから神は、彼らの神と呼ばれることを恥となさいませんでした。神が彼らのために都を用意されたのです。」
_†_†_†_
帰る家があることはしあわせだとつくづく思います。
以前、天橋立を訪れた時に知ったのですが、京都府丹後地域は日本最古の羽衣伝説発祥の地だそうで、次の様な和歌が残っています(*1)。
「天の原 ふりさけみれば 霞立ち 家路まどいて 行方しらずも」
現代語に訳すと、
「天の原を振り仰いで見ると一面に霞が立ちこめている。そのように家への帰り道がわからなくなって、どうしてよいかわからないことよ」。
*1 https://www.uminokyoto.jp/column/post/96/
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羽衣伝説 丹後地域 京丹後市 峰山町 磯砂山(いさなごさん)