
舟屋で有名な伊根湾で、風を切り疾走する遊覧船上の人の手から採餌するカモメたち。強い逆風を物ともせず滑空する飛行術に長けることから、「夢見る新たな道を切り開く開拓者」という鳥言葉が付けられています。どんな困難な状況でも諦めずに道を開拓していく力強さ、そして風のように自由で、常識にとらわれない姿を表すそうです。
私たちも熟達した開拓者を目指します。
「私は…満ち足りることにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私を強くしてくださる方によって…」(聖書、ピリピ4:12-13 )
ところで、万葉集巻1・二には、カモメを詠み込んだ舒明(じょめい)天皇の望国歌(*1)が収録されています。
「(現代語訳)...広い国土には、炊煙が盛んに立ち上っている。海原にはかまめ(鴎、カモメ)がしきりに飛び立っている。素晴らしい国だ。大和の国は。」
為政者の方々には、利権に群がることなく「夢見る新たな道を切り開く開拓者」として大いに活躍して頂きたいものです。
*1 : https://www.manreki.com/manrekiblog/himekuri003-2/
大和には 群山(むらやま)あれど
とりよろふ 天の香具山(あめのかぐやま)
登り立ち 国見をすれば
国原は 煙(けぶり)立ち立つ
海原は かまめ立ち立つ
うまし国そ 秋津島 大和の国は
〔現代語訳〕
大和の国には群がる山々があるが、
中でも特に美しくとり装う天の香具山に、
登り立って国見をすると、
広い国土には、炊煙が盛んに立ち上っている。
海原にはかもめがしきりに飛び立っている。
素晴らしい国だ。(あきづ島)大和の国は。
為政者が春の初め高い所に登って国土自然を見渡す国見(望国)は、元来民間の予祝行事として行われた春山入りの儀礼的部分として、歌垣と共に一つの行事を形作っていた。一年の初めにあたって、自分たちの住む国土自然を見て、それを讃える歌を謡うことは、予祝儀礼として豊穣繁栄や健康長寿をもたらす呪術としての意義があった。
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