タイムラプス動画(注1)は、静止画ではなかなか気がつかないことを鮮やかに見せてくれます。何がどの様に変化し、何は変わらないか、と言うことです。
〈注1〉 タイムラプス動画 : 一定の間隔で撮影した何枚もの静止画を連続で表示する方法。早送り動画より鮮明かつ印象的な表現が可能です。
私たちの人生や社会もこれに似ています。「神も仏もあったものじゃない」と思わせる出来事が次から次へと起きています。けれども、ある期間じっと見極め続けた後で初めて、「起こっていたこと」の真価・真実が判ってくることが沢山ありますね。ここに歴史の重みと、私たちが歴史から学ぶことの意義があります。
人類の歴史を記した書物の中で最も価値あるものの一つが聖書です。聖書は、神が愛と義とをもって人類に関わり続けておられることを証言する歴史書です。その聖書から神の存在に気づき、その神との新しい関係性の中で人生を送るのがクリスチャン、キリスト者です。
その時神は、何千年という人類の歴史を神の視点で記した聖書を通して、不変のモノと移ろい行くモノ、真に価値あるモノと儚い(はかない)モノとを峻別する知恵を授けて下さいます。聖書は「壮大なタイムラプス動画」と言えます。
神は私たちを招いて呼ばわります。
「私の愛する兄弟たち、思い違い(注2)をしてはいけません。すべての良い贈り物、またすべての完全な賜物は、上からのものであり、光を造られた父から下って来るのです。父には、移り変わりや、天体の運行によって生じる影のようなものはありません。 (ヤコブ1:16-17、新改訳2017)
〈注2〉 「思い違い」 : 誤解、とんでもない考え違い、だまされる
聖書でご自身を現しておられる神のご性質やみわざ、そして約束は、永久に変化しません。神は、ご自身を信頼する人々の期待を裏切るようなお方ではありません。
【メモ】
2022年4月23日、白馬村 大出公園展望台にて撮影