いのち充ちる種
寒風吹きすさぶ中、凜と聳え立つ鈴懸の木(プラタナス)。その枝で揺れる果実から鈴の音が聞こえてきそうです。
寒風吹きすさぶ中、凜と聳え立つ鈴懸の木(プラタナス)。その枝で揺れる果実から鈴の音が聞こえてきそうだ、と詠む俳句があります。
「冬青空鈴懸の実の鳴りそうな」 (中村わさび)
木の東西に延びる枝では、果実の長い柄が枝に巻き付けられていて、北風の厳しさがうかがわれます。
果実には見た目の麗しさはありませんが、中には500個ほどの綿毛状の痩果(そうか)がぎっしり詰まっていて、その一つ一つが大木へと成長するいのちを持っています。果実は、枝から落ちて時間が経過すると分解し、中の痩果(そうか)はタンポポの綿毛の様に風に乗り飛んでいくそうです。
ならばあちらこちらプラタナスだらけになりそうなものですが、乾燥に弱くなかなか芽生えなかったり、せっかく自生しても大木となり落ち葉の多さ等管理の手間が嫌われ伐採されたりもするそうです。
豊かな『いのち』を宿す“種”にたとえられる聖書の言葉・福音も似ています。
マタイ13:3 「イエスは彼らに、多くのことをたとえで語られた。見よ。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。」
で始まったたとえ話に続いて、その意味が解き明かされます。
マタイ13:19 だれでも御国のことばを聞いて悟らないと、悪い者が来て、その人の心に蒔かれたものを奪います。道端に蒔かれたものとは、このような人のことです。
13:20 また岩地に蒔かれたものとは、みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れる人のことです。
13:21 しかし自分の中に根がなく、しばらく続くだけで、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
13:22 茨の中に蒔かれたものとは、みことばを聞くが、この世の思い煩いと富の誘惑がみことばをふさぐため、実を結ばない人のことです。
13:23 良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて悟る人のことです。本当に実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結びます。」
こうたとえ話が締めくくられます。
福音を聞く方々が聞いて悟り、実り豊かな人生を歩まれることを心から願うものです。
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