■ 忘れたいことはいっぱい ~「忘れ草」
「忘却」と「回復」との花言葉を持つワスレグサ(忘れ草)が庭の一角で咲きました。花は一日花で、次々と咲いては枯れていきます。この花が日本人の心の中でどんな位置を占めてきたのでしょう。
「忘却」と「回復」との花言葉を持つワスレグサ(忘れ草)が庭の一角で咲きました。
花は一日花で、次々と咲いては枯れていきます。
↓ 一枚目を撮影してから48時間後です。
この花が日本人の心の中でどんな位置を占めてきたかWebを探すと、大伴家持の、実に率直かつ見事に人情の機微を詠んだ歌を万葉集に見つけました。
「忘れ草 わが下紐(したひも)に着(つ)けたれど 醜(しこ)の醜草 言(こと)にしありけり」(巻四-727)
「恋の苦しみを忘れるという忘れ草を、私の下袴の紐に着けたけれど、何の役にも立たないバカ草め、言葉ばかりだ」と、口をきわめて忘れ草を罵倒しています。忘れ草に醜の醜草とはかわいそうな気がしますが、歌の巧者の家持のことですから、お相手へのうまいアピールでしょうか。なにやら計算がありそうですね。
(「万葉植物探訪 http://www.do-natteruno.com/con_c/c114/c114.html 」より引用)
このように「忘れ草」は、いにしえから困難を乗り越えようとする日本人の心の中で特別な位置を占め、「忘却」と「回復」の希望の象徴であり続けます。
ところで、辛い経験や苦しみを乗り越え忘れるための慰めと希望、抜本的解決が聖書に満ちあふれています。いくつかご紹介しましょう。
☆ 重荷を負い疲れている人々への慰め
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたし(※イエス・キリスト)のもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」
~マタイによる福音書11章28節
☆ 耐えられる力、脱出の道が与えられることの約束
「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」
~Ⅰコリント10章13節
☆ 過去の辛い経験にとらわれず、前向きに進もうとの励まし
「…ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、」
~ピリピ3章13節
☆ ただ忘れるのではなく、根本的解決を神様が与えてくださる
「わたし(※イエス・キリスト)はあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。」
~ヨハネによる福音書14章27節
ぜひ聖書を、できれば新約聖書を手にして探して下さい。時宜に適った聖書のことばがキッと見つかります。
■備考
(1)ワスレグサとは、ユリ科のカンゾウの仲間の古名で、同音の甘草(カンゾウ)とは別の植物です。またよく知られている勿忘草(わすれなぐさ)は、ムラサキ科の花です。
(2)写真1枚目はノカンゾウ(野萱草)で2025/6/20撮影、二枚目はそれから48時間後に撮影
(3)シンボルとしてのワスレグサ
ワスレグサは「忘却」と「回復」の象徴として知られています。これらの意味は人生の苦しみや悲しみを乗り越える際の支えとなり、多くの人々に希望を与えてきました。また、その短い花の寿命は人生の儚さを象徴し、瞬間の美しさを楽しむことの重要性を教えてくれます。
(「ワスレグサの歴史と文化的意義 https://www.picturethisai.com/ja/language-flower/Hemerocallis_fulva.html 」より引用)
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