「氷原の 静寂(しじま)に和して 汽車ゆきぬ」
■ 「氷原の 静寂(しじま)に和して 汽車ゆきぬ」
名寄本線紋別駅を出発した96牽引貨物列車が、水平線の彼方まで流氷で埋め尽くされたオホーツク海に沿って北上して行きました。 (1975年2月中旬、紋別公園より撮影)
■ 海氷に囲まれたアザラシ漁船
(紋別港にて撮影)地元の友人がハンマー片手に海氷上を先導してくれました。
金属音が跳ね返ってくる分厚い海氷に囲まれた船が一艘。船は、渋田海獣漁業部所属のアザラシ漁船、第35晴昴丸のようです。迫り上がった氷で傾いているので損傷を危惧しましたが、この年も操業に出られたようです。以下は、「宇仁義和 『第2次世界大戦後の日本におけるアザラシ産業』」
https://nodaiweb.university.jp/muse/unisan/files/uni2009_azarashi.pdf
からの引用です。
〈第35晴昴丸は1977年のソビエト連邦の200海里排他的経済水域導入によって操業不能に追い込まれ(北海道テレビ放送1977「200カイリの彼方に」)、その後、北洋減船の対象となった(新北海道漁業史編さん委員会2001)。〉
■ 聖書における「氷」
「神の息によって氷が張り、広々とした水が凍りつく。」 (ヨブ記37:10 )
「氷はだれの胎から出て来たのか。空の白い霜はだれが生んだのか。水は姿を変えて石のようになり、深い淵の面は凍る。」 (ヨブ記38:29-30 )
人間を畏怖させ恐ろしくもある大自然は神の御支配の中にあり、明確な目的があること。
人間の力と知恵が全く及ばぬ神の力の前に、人間は謙るべきである。
聖書はこれらのことに気付かせてくれます。すると、神は苦しみや悩みをもお用いになって、御自身のみこころを示し、人を救いへと導かれることを悟れることでしょう。
■能登半島地震被災地にて
ある漁師の方が、「私らは大自然に食わせて貰ってるのだから、大自然を恨むことは出来ない」と語っておられたのが強い印象に残っています。
冬景色 流氷 氷原 厳冬 オホーツク海 北海道 紋別 紋別市 紋別公園
名寄本線 蒸気機関車 SL_96
宇仁義和 アザラシ漁
聖書_ヨブ037章010節 新改訳2017
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