「安らかに伏し、また眠ります」
深夜の機関区は、私が好んで訪れた場所のひとつでした。
■写真1 1968/4/2 盛岡機関区にて撮影
深夜の機関区は、私が好んで訪れた場所のひとつでした。
日中とは打って変わって、時折夜行列車に仕業する蒸気機関車が出入りする以外は静まりかえりますが、じい~っと耳を澄ますと、あちらこちらから蒸気機関車の“寝息”が聞こえてくるのです。ボイラの中では火が燃え続けていて蒸気機関車が生きている証拠です。
■写真2 写真1の左端に写り込んでいるC6116
■写真3 扇形庫内、右端からC6121、C6020、D511、C6018...
■写真4 写真3の右から3番目に写っていたD511。D51一号機は、京都鉄道博物館で保存公開されていますが、銘板は型式入りに変えられています。
それから半世紀以上も経た今では、孫の安らかな寝顔に耳を近づけると聞こえてくる可愛い寝息を聞いては自分までしあわせな気持ちになっています。
安らかな眠りについて、詩篇記者ダビデはこう言っています。
「わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。」 (詩篇4編8節 )
この言葉は、王宮の贅を尽くした寝室でではなく、実の息子アブサロムの謀反から身を守るための逃亡生活中荒野にあっての言葉です。神への信頼のうちに眠らんとする信仰者の心の状態と、たとえ命の危機に瀕しようとも安らかな眠りを与えて下さる神の恵みを歌っています。
私も思うのです、この詩篇記者が語るように、安らかな眠りは健康で悩みも無く満ち足りた時だけのものではない、と。若い時にはがむしゃらに働き様々な出来事を経験し、喜怒哀楽を味わい、ICUも幾度か経験してきた私ですが、安らかな眠りとは自分の身体的・心理的状況だけには依らず、信仰による神の賜物であることがようやく実感を伴って判ってきました。
どうぞ皆さま、主イエスの元に来て、安らかな眠りのうちに憩って下さい。
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