月報 2016年9月号 「 聖書を読もう 」
聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。それによって、神の人が、あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて、完全にととのえられた者になるのである。
日本聖書協会『口語訳聖書』テモテへの第二の手紙 3章16～17節
みなさまが聖書を読もうとする時、どのような気持ちで聖書を開かれますか。是非とも、神がこの私に語りかけて下ること期待して向き会ってみて下さい。
ただ、その時に、聖書には聖書に相応しい読み方があります。まず、聖書に何を求めるかです。聖書は、哲学やある特定の思想を教えるものではありません。処世訓や生活の知恵として有益な事柄も沢山書かれていますが、主題は、私たちが信仰による救いを受けて、「神の口から出る一つ一つの言で生きる」(マタイ4:4)為の聖書です。聖書から、それ以外のものを求めようと思って読むなら、おそらく期待外れになるでしょう。
次に、聖書と向き合う態度です、神への単純な信頼と敬虔な思い、教えられたことには従うという柔らかな心で読むことです。そうすれば、あなたは神の愛を知り、救いを受け、信仰が強められ、謙遜を身につけ、そして神から授かった愛を他人と分かちあえるほど豊かな収穫を得ます。
さらに、聖書は読んで判りやすい箇所も難解な箇所もありますが、いずれであっても自分勝手に解釈せず、神が教えてくださることを期待しつつ読むことです。
主イエスは約束されました、「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。」(マタイ7:7) 神は、「聖書を悟らせるために彼らの心を開いて」(ルカ24:45)下さいます。ひとたび扉が大きく開かれるなら、あなたの心に「すべての人を照すまことの光」(ヨハネ1:9)が差し込んできます。そしてあなたの歩むべき道を一歩一歩照らし始めます。やがて、あなたがこれまで持っていなかった知恵と悟り、希望と喜びを持っていることに気づいて、驚く時が必ず来ます。
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