岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第44回) 讃美歌262番「十字架のもとぞ」 Beneath the Cross of Jesus ~シンシナティ日本語教会主催

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第44回) 讃美歌262番「十字架のもとぞ」 Beneath the Cross of Jesus ~シンシナティ日本語教会主催

あなたは私の隠れ場。あなたは苦しみから私を守り救いの歓声で私を囲んでくださいます。日本聖書協会『口語訳聖書』詩編 32編7節


「十字架のもとぞ」 Beneath the Cross of Jesusは、スコットランドの詩人で敬虔なクリスチャンであったクレフェインにより、彼女が38歳という若さでこの世を去る前年の1868年に作詩されました。
この讃美歌で十字架は神の義と愛の出会うところと歌われます。イエス・キリストの十字架より、神ご自身の一人子を身代わりの犠牲にしてまでも罪を徹底的に裁く神の正義と、信じる者の罪を全く赦し神の子とする神の愛、すなわち救いが現されたところだからです。その救いが、クレフェインの心のこもった詩とメイカーの優しいメロディーが合わさり、讃美歌の中に神聖な空間が生まれ、疲れた魂を安らぎへと誘います。

集会はオンラインで、日本時間2025年9月19日(金)午前9時~10時、アメリカ東部時間2025年9月18日(木)午後8時~9時です。

(1) 参加用リンクはこちら 【↓】
https://jccc.my.webex.com/jccc.my/j.php?MTID=m29e37b18c4cd0e35d37ff29a80cde6cf

(2) メッセージ原稿版は追って掲載します。


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2025年 メッセージ一覧

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第44回) 讃美歌262番「十字架のもとぞ」 Beneath the Cross of Jesus ~シンシナティ日本語教会主催

「十字架のもとぞ」 Beneath the Cross of Jesusは、スコットランドの詩人で敬虔なクリスチャンであったクレフェインにより、彼女が38歳という若さでこの世を去る前年の1868年に作詩されました。クレフェインの心のこもった詩とメイカーの優しいメロディーが合わさり、讃美歌の中に神聖な空間が生まれ、疲れた魂を安らぎへと誘います。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第43回) 讃美歌503番 「春のあした夏の真昼」Bringing in the Sheaves ~シンシナティ日本語教会主催

今回取り上げた讃美歌は、讃美歌503番「春のあした夏のまひる」で、神戸にお住まいのS姉の愛唱歌です。この讃美歌は、直接的には種蒔きの苦労と収穫を待望した喜びを歌っています。そのリフレイン(繰り返し)部分は、『大草原の小さな家』という、古き良きアメリカの開拓時代に様々な困難を乗り越えるインガルス一家の姿を通して家族愛や人間愛の尊さを描く不朽の名作の様々な場面で歌われました。事実、西部開拓時代の終盤に創られたこの讃美歌は、当時の伝道集会で歌われ多くの開拓民を救いに導き、今もなお、信仰に生きる私たちや伝道者の励みになっている讃美歌です。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第42回) 2025年7月(17)18日 JCCC讃美(42) 聖歌570番 「雨をふりそそぎ」 There shall be showers of blessing ~シンシナティ日本語教会主催

日本には雨の情景を美しく表現する文化があり、400以上もの表現呼び名があるそうです。その雨は、旧約聖書では専ら豊穣や神の養いと祝福の象徴、新約聖書では聖霊の働きと霊的渇きの癒しの象徴です。このことを見事に歌い上げた讃美歌が聖歌570番「雨を降り注ぎ」 There shall be showers of blessingです。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第41回) 讃美歌66番「聖なる聖なる」 Holy Holy Holy ~シンシナティ日本語教会主催

この讃美歌は、多くの人々がそらんじて歌えるほど親しまれている讃美歌です。「聖なる 聖なる 聖なるかな」と三回繰り返すこの頌栄は三位一体を暗示していますが、この頌栄を初めて記したのは預言者イザヤ(イザヤ6:3)です。そして、この頌栄を次に記したのは使徒ヨハネ(黙示録4:8)なのです。つまり聖書に二回しか登場しない非常にレアな頌栄なのですが、それ以上に驚くべき事があります。この頌栄は二回とも、神が見せて下さった天上の光景、勝利の幻の中で歌われているということです。この幻を敷衍(ふえん)して歌うのがこの讃美歌です。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第40回) 讃美歌第75番「ものみなこぞりて」All Creatures of Our God and King

資料1 「略解」にも書きましたが、この愛すべき讃美歌の歌詞は、動物と環境の守護聖人アッシジの聖フランチェスコにより1225年頃書かれた〈太陽の賛歌〉がパラフレーズされたものです。彼は「小鳥に説教する聖フランチェスコ」という有名な逸話を残し、映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」の主人公にもなりました。この〈太陽の賛歌〉では、文字通り、天地万物を創造された神の被造物、太陽や月・星、風や大気、清い空や水、日や光、そして夜を取り上げて創造主を讃えています...

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第39回) ~讃美歌406番「友とわかるる」 ~シンシナティ日本語教会主催

3月といえば卒業式など別れの季節でもあります。近年は大都市の公立学校(特に小学校)を中心に、かつての卒業式定番曲『仰げば尊し』ではなく、その時々の流行曲を歌う学校が増えてきているそうです。その様な風潮の中で、ミッションスクールの卒業式前日燭火礼拝等で歌われる讃美歌が、今回取り上げる406番「友とわかるる」です。この讃美歌は、メンデルスゾーン「6つの歌op.59」の第3番「緑の森よ」のメロディーに、第九代青山学院院長を務められた豊田實(1885-1973)が、彼の恩師であり『国際基督教大学(ICU)創立史』を執筆したC.W.アイグルハートとの別れを念頭において作詞(1953年)したものです。深い惜別の情を吐露しつつも同信の友ゆえの希望がみなぎり、祝福の祈りすら込められたこの讃美歌に導かれて聖書を探訪してまいりましょう。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第38回) Lamb of God、「神の小羊」 ~シンシナティ日本語教会主催

今回取り上げた「Lamb of God」は、現代キリスト教音楽の歌手、作詞家、作家、ピアニストで、北米では長く一世を風靡し、「現代の讃美歌スタイル」を確立したと評せられるトゥイラ・パリス(Twila Paris、1958年~)により1985年に作詩作曲されました。1986年6月25日には、Top-ten singles (Adult Contemporary Christian Charts)の第2位にランクインしてます。日本では、リビングプレイズ266番「神の小羊」(2002年増補改訂版)、教会福音讃美歌45番「神の小羊」に収録されています。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第37回)讃美歌118番「くしき星よ」Brightest and Best of the Sons of the Morning ~シンシナティ日本語教会主催

この讃美歌は、日本でも世界各地の教会でもクリスマスに歌われることが多いです。また、私たちの現行「讃美歌」でも、「降誕」に分類されてます。ところが原曲歌詞は、教会暦の顕現日(Epiphany、公現日とも言い、キリストが神の子として公に現れて下さったことを記念する日)1月6日のために書かれたのです。今回は、聖書と原曲歌詞の私訳に基づいて、この讃美歌の魅力をご一緒に味わって参りましょう。