回文集 『薔薇を手折らば』
回文集 『薔薇を手折らば』 大西のり子 著、新風舎 (2005/7/17)
～ 帯に記載された推薦文です ～
第22回新風舎出版賞・奨励賞受賞。
回文はメロディーになった。言葉遊びから華麗なる言語カルチャーへ。回文は進化した。
ピアニストでもある大西のり子の持つ音楽感性・旋律が、回文に新風を吹き込みました。メロディアスな回文の面白さ満載。各章扉より・小筥・よき四季よ・ようかん買うよ・遠い音・遠目は夫婦・祝・干支も元へ ―作者厳選の回文全171作品掲載。
作品リスト
「歌 うたう人 どんな世代も 思い出せ 何度 問ひ 歌うたう」
→ うたうたうひとどんなせだいもおもいだせなんどとひうたうたう ←
「幸いなアレ 酔った虎と龍よ、レアな祝いさ」
→ さいわいなあれよつたとらとたつよれあないわいさ ←
「納豆とツナ」 ～♫ ハーモニーを楽しむ ～♫
「名は知らず目で愛で手で愛で珍し花」
→ なはしらずめでめでてでめでめずらしはな ←
「さあ始動! 新年年始 卯年朝」
→ さあしどうしんねんねんしうどしあさ ←
「黄あり 赤あり 秋」
→ きありあかありあき ←
「秋 紅葉は 丘を 這うよう コキア」
→ あきこうようはおかをはうようこきあ ←
「芳しき百合散りゆきし晩夏」
→ かんばしきゆりちりゆきしばんか ←
「蓮 紅く咲くか 明日は」
→ はすあかくさくかあすは ←
「行こうよ花見、皆早う来い」
→ いこうよはなみみなはようこい ←
回文集 『薔薇を手折らば』
回文集 『薔薇を手折らば』 大西のり子 著、新風舎 (2005/7/17)