岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第49回) 讃美歌148番「すくいのぬしは ハレルヤ」Christ the Lord is Risen Today ~シンシナティ日本語教会主催

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第49回) 讃美歌148番「すくいのぬしは ハレルヤ」Christ the Lord is Risen Today ~シンシナティ日本語教会主催

今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。日本聖書協会『口語訳聖書』コリント人への第一の手紙 15章20節

2026年03月(19)20日 JCCC讃美(49) 讃美歌148番「すくいのぬしは ハレルヤ」Christ the Lord is Risen Today

 ■ まえおき
今年のイースターは4月5日です。春の訪れを祝うイベントとして楽しむ側面も強いため、カジュアルに「Happy Easter!」と挨拶することが一般的なようですが、英語圏教会の伝統的な挨拶では、
 呼びかけ : "Christ is risen!" (キリストは復活された!)
 返答 : "He is risen indeed!" (まことに復活された!)
だそうです。このような挨拶をごく自然にできたらなあと、少々ためらいを感じつつも羨ましく思う私なのですが、今回取り上げる讃美歌はこの言葉で歌い始められます。

 ♫ 讃美歌148番「救いの主は」 RCJ Media Ministry
https://www.youtube.com/watch?v=_O73WBUeQJI
 ♫ “Jesus Christ is risen today” - King's College Choir
https://www.youtube.com/watch?v=rMwPEmUMP7U


 ■ ~♫ 一節 「復活の事実の告知」

1.1 (一節1行目)
Christ the Lord is risen today, Alleluia!
主キリストは今日は復活された、アレルヤ!

共観福音書には、イエスの復活を告げた御使いの言葉が次の様に記されています。

 _†_ ① マタイ28:6、マルコ16:6、ルカ24:6 _†_
マタイ28:6 ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よみがえられた(KJV:he is risen)のです。さあ、納められていた場所を見なさい。

マルコ16:6 青年は言った。「驚くことはありません。あなたがたは、十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのでしょう。あの方はよみがえられました(KJV:he is risen)。ここにはおられません。ご覧なさい。ここがあの方の納められていた場所です。

ルカ24:6 ここにはおられません。よみがえられたのです(KJV:He is not here, but is risen:)。まだガリラヤにおられたころ、主がお話しになったことを思い出しなさい。

使徒ヨハネはこう語っています。

 _†_ ② Ⅰヨハネ1:1-4 _†_
1:1 初めからあったもの、私たちが聞いたもの、自分の目で見たもの、じっと見つめ、自分の手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて。
1:2 このいのちが現れました。御父とともにあり、私たちに現れたこの永遠のいのちを、私たちは見たので証しして、あなたがたに伝えます。
1:3 私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。
1:4 これらのことを書き送るのは、私たちの喜びが満ちあふれるためです

復活の出来事を実体験した使徒たちは、論理的で緻密な表現が可能なギリシャ語文法を用いて、
 「“たった今”、“決定的な神の業によって”、“復活が”、“成し遂げられた”」
という揺るぎないニュースを世に伝えました。英語訳聖書も〈is risen〉と、現在完了形を用いました。
そして私たち信徒は神の栄光を讃美し、終わりの日に至るまで語り継ぎます。

 _†_ ③ Ⅰコリント15:20 _†_
15:20 しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。(KJV: now is Christ risen)

"Christ is risen!"と呼びかけ、 "He is risen indeed!"と返答する挨拶、「今も生きておられる主を礼拝します。主の復活は『今も、この瞬間にも』私たちに生きる力を与えてくださってます!」との証しです。


1.2-4 (一節2~4行目)
Earth and heaven in chorus say, Alleluia!
Raise your joys and triumphs high, Alleluia!
Sing, ye heavens, and earth reply, Alleluia!
地と天が合唱で言う、アレルヤ!
喜びと勝利を高く掲げよ、アレルヤ!
歌え、天よ、地よ、アレルヤと!

ここではイエス・キリストの復活を、地上だけでなく天をも巻き込んだ全宇宙的な出来事として歌います。(ピリピ2:6-11)

 _†_ ④ ピリピ2:6-11 _†_
2:6 キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、
2:7 ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。人としての姿をもって現れ、
2:8 自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。
2:9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。
2:10 それは、イエスの名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが膝をかがめ、
2:11 すべての舌が「イエス・キリストは主です」と告白して、父なる神に栄光を帰するためです。

ところで、各行で「アレルヤ(Alleluia)」が繰り返されますが、「ハレルヤ(Hallelujah)」と同じく「主を賛美せよ」との意味を持つ、神への爆発的な讃美の叫びです。この言葉は、詩篇と黙示録だで使われており、ヘブライ語の詩篇では「Hallelu-Yah(主を賛美せよ)」が使われ、70人訳聖書の詩篇と新約聖書(黙示録)ではAlleluia(アレルヤ)が使われています。これは、Hallelu-Yahがギリシャ語に音訳される際、先頭の「H」が消えて「A」になったことによります。なお、日本語訳聖書ではハレルヤに統一されています。

ここで 黙示録におけるハレルヤの大合唱に耳を傾けてみましょう。

 _†_ ⑤ 黙示録19:1-6 _†_
19:1 その後、私は、大群衆の大きな声のようなものが、天でこう言うのを聞いた。「ハレルヤ。救いと栄光と力は私たちの神のもの。
19:2 神のさばきは真実で正しいからである。神は、淫行で地を腐敗させた大淫婦をさばき、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされた。」
19:3 もう一度、彼らは言った。「ハレルヤ。彼女が焼かれる煙は、世々限りなく立ち上る。」
19:4 すると、二十四人の長老たちと四つの生き物はひれ伏して、御座に着いておられる神を礼拝して言った。「アーメン。ハレルヤ。」
19:5 また、御座から声が出て、こう言った。「神のすべてのしもべたちよ、神を恐れる者たちよ、小さい者も大きい者も私たちの神を賛美せよ。」
19:6 また私は、大群衆の声のような、大水のとどろきのような、激しい雷鳴のようなものがこう言うのを聞いた。「ハレルヤ。私たちの神である主、全能者が王となられた。

9:5で、「神を恐れる者たちよ、小さい者も大きい者も私たちの神を賛美せよ。」と招かれていることは 小さな存在である私にとって嬉しです。


 ■ ~♫ 二節 「イエス・キリストの復活が「死の支配を終わらせた」
2.1-2 (二節1、2行目)
Love's redeeming work is done, Alleluia!
Fought the fight, the battle won, Alleluia!
愛による救いの業は成し遂げられた、アレルヤ!
戦いを戦い勝利した、アレルヤ!

ここで主の死と贖い、すなわち受難と復活がセットで歌われる背景に、十字架上で主イエスが語られた七つの言葉のひとつ、「完了した」(ヨハネ19:30)が有ることは紛れもないです。

2.3-4 (二節3、4行目)
Death in vain forbids him rise, Alleluia!
Christ has opened paradise, Alleluia!
死は彼のよみがえりを妨げえず、アレルヤ!
キリストはパラダイスを開いた、アレルヤ!

今日私たちが歌う歌詞は現代の英語圏で代表的なものですが、1739年の出版当時は異なってました。

 "Vain the stone, the watch, the seal; Christ has burst the gates of hell"
 石も、番兵も、封印も虚しい。キリストは地獄の門を打ち破った。

この歌詞は、墓の封印も番兵もキリストの復活を阻めなかった(マタイ27:62-66)記事と、

 _†_ ⑥ 黙示録1:18 _†_
1:18 生きている者である。わたしは死んだが、見よ、世々限りなく生きている。また、死とよみの鍵を持っている。

このキリストご自身による宣言に呼応してアレルヤ!と讃美していました。
そして、二節4行目ですが、「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」(ルカ23:43)とのイエス・キリストの宣言を聞いた者であれば、

2.4 (二節4行目)
「Christ has opened paradise, Alleluia!」(キリストはパラダイスを開いた、アレルヤ!)

と讃美せずにはおられません。
ところで、少々余談になるかもしれませんが、「キリストが地獄の門を破って勝利する光景」として解釈されている詩篇をご一緒に味わいましょう。

 _†_ ⑦ 詩篇24:7 _†_
24:7 門よおまえたちの頭を上げよ。永遠の戸よ上がれ。栄光の王が入って来られる。

 _†_ ⑧ 詩篇107:14-16 _†_
107:14 主は彼らを闇と死の陰から導き出し彼らのかせを打ち砕かれた。
107:15 【主】に感謝せよ。その恵みのゆえに。人の子らへの奇しいみわざのゆえに。
107:16 まことに主は青銅の扉を打ち砕き鉄のかんぬきをへし折られた。

これらの聖句等に基づき、キリストが地獄の壊れた門の上に立ち、アダムとエバを死の淵から引き上げる姿が描かれたイコン(ビザンチン美術の一表現、画像)が多数現存しています。


 ■ ~♫ 三節
3.2-4 (三節2~4行目)
Where, O death, is now thy sting? Alleluia!
Once he died our souls to save, Alleluia!
Where's thy victory, boasting grave? Alleluia!
死よ、おまえの刺(とげ)はどこにあるのか、アレルヤ!
かつて彼は我らの魂を救うために死んだ、アレルヤ!
驕る墓よ、お前の勝利はどこにあるのか、アレルヤ!

この歌詞は、Ⅰコリ15:55-57のストレートな引用です。

 _†_ ⑨ Ⅰコリント15:55-57 _†_
15:55 「死よ、おまえの勝利はどこにあるのか。死よ、おまえのとげはどこにあるのか。」
15:56 死のとげは罪であり、罪の力は律法です。
15:57 しかし、神に感謝します。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
 KJV
15:55 O death, where is thy sting? O grave, where is thy victory?
15:56 The sting of death is sin; and the strength of sin is the law.
15:57 But thanks be to God, which giveth us the victory through our Lord Jesus Christ.

ところで、3節3行目の"Once he died our souls to save" (我らの魂を救うために一度死なれた) という歌詞ですが、1749年の改訂以前は、

  "Dying once he all doth save" (一度死んで、彼はすべてを救う)

でした。ごく短いフレーズですが、カルヴァン主義的な限定的救済論とは異なる「キリストはすべての人(All)のために死に、すべての人を救う」という普遍的救済を歌っているようです。


 ■ ~♫ 四節
Soar we now where Christ has led, Alleluia!
Following our exalted Head, Alleluia!
Made like him, like him we rise, Alleluia!
Ours the cross, the grave, the skies, Alleluia!
キリスト導きし所へ、今や我らも飛翔せん、アレルヤ!
高く上げられし主に従い、アレルヤ!
主のように、主のように我らも甦り、アレルヤ!
十字架も、墓も、空(天)も、我らのもの、アレルヤ!

四節は、Ⅰコリ 15:20-23の宣言を視覚化して歌っています。

 _†_ ⑩ Ⅰコリント 15:20-23 _†_
Ⅰコリ 15:20-23 しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
15:21 死が一人の人を通して来たのですから、死者の復活も一人の人を通して来るのです。
15:22 アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストにあってすべての人が生かされるのです。
15:23 しかし、それぞれに順序があります。まず初穂であるキリスト、次にその来臨のときにキリストに属している人たちです。

この光景の中に、この私たちもいる、家族、友人たちもいる! 思いめぐらしただけで胸が鳴ってきます。


 ■ ~♫ 五節  ... 割愛


 ■ ~♫ 六節
King of glory, soul of bliss, Alleluia!
Everlasting life is this, Alleluia!
Thee to know, thy power to prove, Alleluia!
Thus to sing, and thus to love, Alleluia!
栄光の王、至福の魂、アレルヤ!
これぞ永遠の命、アレルヤ!
あなたを知り、あなたの力を体験し、アレルヤ!
かく歌い、かく愛する、アレルヤ!

キリストとの個人的な関係や、生活の中での力の体験の素晴らしさを歌っています。その素晴らしさとは「キリストが復活した」という知識を持つだけでなく、永遠の命なるキリストを個人的に「知る(Know)」こと、そしてその復活の力を「立証(Prove)」し、復活したキリストへの賛美と愛のなかに生きて、天国を先取り出来ることです!ハレルヤ!と歌っています。

 _†_ ⑪ コロサイ1:27-29 _†_
1:27 この奥義が異邦人の間でどれほど栄光に富んだものであるか、神は聖徒たちに知らせたいと思われました。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。
1:28 私たちはこのキリストを宣べ伝え、あらゆる知恵をもって、すべての人を諭し、すべての人を教えています。すべての人を、キリストにあって成熟した者として立たせるためです。
1:29 このために、私は自分のうちに力強く働くキリストの力によって、労苦しながら奮闘しています。


 ■ むすび
復活と救いを祝うこの讃美歌を歌える私たちはなんとしあわせなことでしょう。
ここには、救いの確信と希望、罪の赦しへの感謝、神との愛の交わりがあります。
そして、「ハレルヤ!」と歌い上げる時、困難や死の力に打ち勝った勝利の栄光を神に帰するばかりか他のキリスト者と分かち合えます。
凡そ2週間後に迎えるイースターが、救いの喜びを体験し、神の愛の中で安らぐ祝福された時間となることを願ってやみません。


 ■ 祝祷
どうか御父が、その栄光の豊かさにしたがって、
内なる人に働く御霊により、力をもってあなたがたを強めてくださいますように。
信仰によって、あなたがたの心のうちにキリストを住まわせてくださいますように。
(エペソ3:16-17)


 ■ 参考YouTube 
・讃美歌148番「救いの主は」 RCJ Media Ministry
https://www.youtube.com/watch?v=_O73WBUeQJI

・King's College Choir - Jesus Christ is risen today
https://www.youtube.com/watch?v=rMwPEmUMP7U



資料1 起源と歴史的背景
まえがき
1954年版讃美歌集の148番「すくいのぬしは ハレルヤ」は、復活祭(イースター)に最も親しまれ喜びと勝利に満ちた讃美歌として長い歴史を持ちます。ところで、全く同じメロディーを持つ英語訳讃美歌が欧米に二曲存在し、しばしば混同されます。主題が同じで、歌詞も構造も似ているからです。

1. 起源:14世紀のラテン語賛歌
原詩は14世紀のボヘミア(現在のチェコ)で書かれた、ラテン語のイースター・カロル「Surrexit Christus hodie(キリストは今日よみがえられた)」が元になっています。初期は復活の物語を語る11節(後に16節)の歌詞でした。 当時は修道院の聖歌隊などが歌う単旋律のシンプルな聖歌(グレゴリオ聖歌のスタイルに近い)でしたが、現代までの間に幾多の改変を経ています。

2. ドイツ語圏への展開 (15世紀-17世紀)
15世紀から16世紀にかけて、チェコのボヘミア兄弟団などによって歌い広められ、宗教改革を経てドイツ語翻訳版『Erstanden ist der heilige Christ』(聖なるキリストは蘇られた)が広まると、バッハ以前のルター派教会で重要なコラールの一つとなり、一般市民や農民も礼拝で讃美するようになりました。

3. 英語訳出版(1708年)、現在の旋律との組み合せ
最初の英語訳は、1708年ジョン・ウォルシュ(John Walsh)によりロンドンで出版された『Lyra Davidica(ダビデの竪琴)』という讃美歌集に、「Jesus Christ is Risen Today」(全3節)として、現在知られている「EASTER HYMN」の旋律と組み合わされました。

4. Charles Wesleyによる発展(1739年)
メソジスト教会の創始者の一人、チャールズ・ウェスレー(Charles Wesley、1707-1788)が、1739年にこのラテン語(ドイツ語?)讃歌からインスピレーションを受けました。彼は原曲に、〈復活の歴史的事件が信じる者すべてに与えられる『死に対する勝利』であることを証言する数々の聖句〉を織り交ぜ、会衆が力強く「ハレルヤ」と応唱できる形式に整えました。それが「Christ the Lord Is Risen Today」(全11節)です。
このウェスレー版がイギリスを中心にイースターの代表的讃美歌として爆発的に広まりました。

5. 歌詞の修正(1749年)
1749年にジョン・アーノルド(John Arnold)の『The Compleat Psalmodist』にて歌詞が改訂され、現在一般的に歌われている形(第2・3節が大幅に変更されたもの)が定着しました。

6.現代
現代では二つのメジャーな歌詞が、様々な教派や地域を超えて歌われていますが、歌集によっては、一節の歌詞に『Jesus Christ is Risen Today』を使い、二節以降にウェスレーの歌詞を混ぜた「ハイブリッド版」も存在します。1954年版『讃美歌』148番「すくいのぬしは ハレルヤ」は14世紀のラテン語賛歌を典拠としてますが、原詩のニュアンスを保ちつつ日本語に要約しており、どちらの歌詞の翻訳とも言い難いです。『讃美歌21』325番はタイトルを「キリスト・イエスはよみがえられた」としていますが、歌詞は1954年版『讃美歌』を継承しています。聖歌では171番「よびとよ うたえ 」、新生讃美歌では240番「救いの主はハレルヤ」です。

参考資料 https://www.hymnologyarchive.com/surrexit-christus-hodie
以上

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  1. 動画へのリンク R1.pdf

2026年 メッセージ一覧

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第50回) 「キリストこそ私たちの平和 ”He Is Our Peace”」 (主イエスの十字架の血で) ~シンシナティ日本語教会主催

この讃美歌のタイトル、”He is our peace” 「キリストこそ私たちの平和」は、聖書に於ける中心的メッセージの一つです。イエス・キリストが十字架上で私たちの贖いを成し遂げて下さった事により、敵対関係にあった神と人、人と人が和解し、神の家族として一つにされることへの深い感謝と喜びが歌われます。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第49回) 讃美歌148番「すくいのぬしは ハレルヤ」Christ the Lord is Risen Today ~シンシナティ日本語教会主催

讃美歌148番「すくいのぬしは ハレルヤ」は、キリスト教の最も重要な祝日の一つであるイースター(復活祭)を記念して歌われる代表的な讃美歌です。十字架上で贖いの死を遂げて下さったイエス・キリストの復活により、イエスを信じる全ての人に罪の赦しと永遠の命がもたらされた喜びを、ハレルヤ(主を誉めよ)の合唱とともに高らかに歌い上げます。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第48回) 讃美歌21-575番 「球根の中には」、Hymn of Promise (In the bulb there is a flower) ~シンシナティ日本語教会主催

この讃美歌は、葬儀や追悼式、イースター等で良く歌われる現代的讃美歌の名曲の一つです。1985年、作詩作曲者ナタリーの親友の死が契機となって誕生し、その直後召された最愛の夫に捧げられ、ナタリー自身の葬送でも奏せられました。歌い出しは、凍てつく冬(厳しさ、枯れ)から新たな命芽吹く春(喜び、百花繚乱)が訪れるとの自然の隠喩です。続けて深遠な神学的テーマ(死と復活、疑いと信仰)が、伝統的な言葉ではなく、子どもも理解できる平易で親しみやすい言葉に託され、優しく語りかけるような穏やかで自然な美しいメロディーに載せて歌われます。集会はオンラインで、日本時間2026年2月20日(金)午前10時~11時、アメリカ東部時間2026年2月19日(木)午後8時~9時に開催されました。

岡本牧師と共に味わう讃美の力 (第47回) 「His eyes is on the sparrow (一羽の雀)」(新聖歌285番「心くじけて」) ~シンシナティ日本語教会主催

讃美歌には人々を慰め励まし立ち上がらせる不思議な力があります。今日ご紹介する「His eyes is on the sparrow(一羽の雀)」(新聖歌285番「心くじけて」)もその様な名曲です。作詞者が親交を持っていた夫妻に「(非常な苦難にも関わらず)その輝くような希望の秘訣は何ですか」と尋ねたそうです。その答えは、「主のまなざしは一羽のすずめに注がれ、そのお方は私をも見守っていて下さることを知っているということです。」という言葉でした。ここから、この讃美歌が生まれました。